自然に戻るってどういうこと?

ネイティブアメリカンの智慧を語るとき、
よく「自然」という言葉が使われます。

それは、自然が好きだからとか、
森や山に癒されるから、という理由だけではありません。

彼らの世界観では、
人は自然の上に生きている存在ではなく、
自然の一部として生きている存在だと考えられてきました。

呼吸も、心の動きも、体のリズムも、
本来は自然と同じように、
無理なく巡るようにできている。

だからネイティブアメリカンは、
何かがうまくいかないとき、
外側を変えようとするよりも、
自然のリズムに戻ることを大切にしてきました。


私にとっての「自然」とは

私にとって自然とは、
考えすぎず、力を入れすぎず、
深い呼吸ができている状態。
ネイティブアメリカンの言葉で表すなら
肉体・精神・魂のバランスがとれていることです。

ただ、それだけでは言いきれない感覚もあります。

自然の中にいると、言葉にはしにくいけれど、
確かに「エネルギーをもらっている」と感じる瞬間があります。
だから私は、自然の中へ行くことも、とても良いことだと思っています。

ここで言う「自然の中に行く」というのは、
特別な場所に行ったり、
大がかりなことをするという意味ではありません。

道ばたに咲く花に元気をもらったり、
ビルの隙間から見える夕日に、ふと心が動いたり。
そんな日常の中にも、自然はあります。

でも、同じ景色を見ていても、
気づく人と、気づかない人がいます。

心が自分の内側から離れてしまっていると、
自然の小さな美しさにも気づけなくなる。
余裕がなくなってしまうんですね。


自然と同じリズムとは

自然のリズムというのは、
いつも穏やかで、一定という意味ではありません。

波が荒れたり、火山が噴火することがあっても
過ぎ去ればおだやかさが戻ります。
自然には乱れても、巡って戻る力があります。

私が言う「自然と同じリズム」とは、
感情が揺れたり、忙しさに飲み込まれたりしても、
呼吸や自分を客観視することを通して、
どんなことが起こっても、自分に戻ってこられるということ

自然を慈しむ気持ちや、
「自分も自然の一部で、同じリズムを刻んでいる」と感じられているとき、
それは同時に、
自分の中のリズムも整っている状態だと感じます。


この「自然に戻る感覚」は、
頭で理解するものというより、
体で感じるものだと私は思っています。

レッスンでは、
ネイティブアメリカンフルートと呼吸を通して、
この感覚を日常の中で取り戻す時間を大切にしています。

特別な才能や経験は必要ありません。
今の自分の呼吸と感覚から、
静かに始めていくレッスンです。

もし、
「最近、呼吸が浅い気がする」
「気づいたら、ずっと頭で考えている」
そんな感覚が少しでもあるなら、
一度呼吸から整える時間を持ってみてください(^^)